LPガス検定 こども検定 初級 受験の基礎知識

こどもLPガス検定初級受験の基礎知識

 

LP(エルピー)ガスとは?

 「LPG(エルピージー)」「プロパンガス」と呼ばれているLPガス。LPガスはLPガス容器(ボンベ)に入れてみなさんのご家庭(かてい)に運(はこ)ばれています。
LPガスとは「液化石油(えきかせきゆ)ガス」(LPG)のことで、プロパンガスとブタンガスなどのガスでできています。家庭用(かていよう)のガスにはプロパンガス、タクシーやガスライターの燃料(ねんりょう)には、ブタンガスが使われます。
 

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LPGとLNG(エルエヌジー)

LPGは液化石油ガス、LNGは天然ガスを液体にしたものです。
ふつう、ボンベで運(はこ)ばれるのがLPGで、大きなガス管(導管※(どうかん))で運ばれるのが都市ガスと言(い)われています。都市ガスの原料には天然(てんねん)ガスが多く使われています。でも、LPGは都市(とし)ガスの原料(げんりょう)にも使われていますし、導管で運ばれるLPGもあります。天然ガスを液体にした状態をLNGと言います。

※導管・・・大きなパイプ。ガスの導管は、ガスの通り道になります。

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LPガスがとどくまで

 日本で利用(りよう)されるLPガスは、ほとんど外国からの輸入※(ゆにゅう)です。外国からタンカーで運ばれ、国内の基地(きち)からタンクローリーやLPガス容器(ボンベ)につめかえられて家庭やビル、工場などに運ばれます。

※輸入・・・外国から買ったり仕入れたりすること
 

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LPガスの重さ

 LPガスは、空気より重いので、もれると低いところ、部屋のすみなどにたまります。LPガスはにおいも色もありません。でも、もれたときにわかるようにタマネギがくさったようなニオイがあります。

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LPガスは地震(じしん)に強い!

 大地震などで電気(でんき)や都市ガスが止まったときも、持(も)ち運びができるLPガスは、すぐに使(つか)えるので便利(べんり)です。災害時(さいがいじ)は多くの避難所(ひなんじょ)でLPガスを使います。  

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こんなときはガスメーターがガスを止(と)めます

・家の玄関の外や外壁にあるガスメーターは「マイコンメーター」がと呼ばれています。マイコンメーターは、ガスの異常時(いじょうじ)にガスを止めてくれる器械(きかい)です。
・器具の消し忘れ(けしわすれ)
・ゴム管の抜けなどで、急に大量のガスが流(なが)れたとき
・ガス警報器(けいほうき)がなったとき(マイコンメーターとガス警報器がつながっている場合)
・おおきな地震が発生したとき

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ガスの炎(ほのお)


  LPガスが正(ただ)しく燃(も)えているときの色は、きれいな青色です。燃えるときに必要(ひつよう)な空気が足りないときは、オレンジや赤っぽい色をしています。これを「不完全燃焼(ふかんぜんねんしょう)」と言います。
 こんなときは、すぐにガスを止め、元栓(もとせん)を閉め、ガス会社(かいしゃ)・販売店(はんばいてん)まで連絡(れんらく)しましょう。
・たびたび火が消(き)える
・へんなニオイがしたり目にしみたりする
・炎(ほのお)が赤や黄色で燃(も)えているとき  
 

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ガスの使用中は換気(かんき)に注意しましょう


・LPガスが燃えるときにはたくさんの空気が必要です。
・ガス器具を使用するときは換気扇(かんきせん)をまわしたり、ときどき窓(まど)を開けて換気※してください。
・ガスくさいと気がついたあとから換気扇をまわしてはいけません(電気スイッチから火花(ひばな)が出てガスに火がつく危険(きけん)があります)。

※換気・・・部屋の空気を入れ換えること
 

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LPガスの利用(りよう)

・LPガスは家の中で、料理をつくるコンロやお風呂のお湯をわかすことのほか、暖房(だんぼう)などで使われています。
・LPガスは冷房(れいぼう)や発電※(はつでん)でも使うことができます。
・災害(さいがい)などで停電(ていでん)してもLPガスがあれば発電できるので、病院(びょういん)などで利用されています。
・LPガスはいろいろな工場で利用されています。とくに強い火力を必要とする工場で役立っています。
・タクシーの多くは、ガソリンのかわりにLPガス(ブタンガス)を利用しています。このガスは、100円ライターと同じガスです。

※発電・・・電気をつくること

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◎詳しくは「わたしの街のLPガス」で

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